【東京ドールズ】新宿奈落の記録と思い出
「プロジェクト東京ドールズ」というアプリゲームがありました。残念ながらすでにサービスは終了してしまっているのですが、ここでは高難易度クエストである「新宿奈落」について書いていこうと思います。
この記事の目的は、新宿奈落(および東京ドールズのクエスト全般)の攻略に必要な技術の記録です。オンラインゲームの性質上、クエストはサービスが終了すると2度とプレイできなくなってしまいます。クエスト動画はYouTubeにいくつも投稿していますが、それらは「結果」であり、そこにいたるまでの「過程」は読み取れません。その「過程」、つまりパーティ編成や立ち回りの組み立てを記録するのが目的です。
以前からTwitterでは何度かツイートしていましたが、きちんとまとめておきたかったためブログに記すことにしました。そのため一部文章はTwitterと重複しています。
できるだけ客観的な記事にしたかったのですが、攻略については主観が大きくならざるを得ませんでした。そのため人によって攻略方法が異なっているかもしれません。
新宿奈落とは
新宿奈落というのは東京ドールズにおける高難易度クエストであり、第1層から第8層で構成されていました。ひとつの層は複数のクエストで構成されていて、クエストをクリアすると「リージョンログ」を獲得できました。その層のリージョンログを全て獲得すると階層制圧となり、より深い階層に進むことができます。
なお、第5層から第8層の各層は自由に行き来できるのですが、第4層よりも浅い階層には戻れなくなります。そのため、この記事は第5層よりも深い階層についての内容になります。
各クエストでは、クリアするとスコアポイントによって「リージョンログ」を獲得できます。このスコアポイントは、クリアすれば無条件にもらえる基本ポイントに加え、クリアターン数、残りHP、MAXダメージ、タイミング評価が加算されます。
1000ポイントごとにリージョンログを1個獲得でき、ひとつのクエストではリージョンログを5個まで獲得できます。そのためスコアポイントは5000ポイント以上を目指すことになります。なおスコアポイントの最大値は5500ポイントですが、5000ポイントを超えても特に報酬はありません。
一つの層は5つのクエストで構成されるため、各層でリージョンログを25個獲得するとその層は制圧となり、より深い層へ進むことができます。また、このリージョンログの獲得数により様々なアイテムを入手できました。
新宿奈落では毎月月末に「ピグマリオン活性化」が発生していました。これによりリージョンログ獲得数はリセットされ、新たに獲得する必要があります。クエストについても新しいものに変更されます。ただし全てのクエストが入れ替わるわけではなく、各階層につき2つ程度は前回までと同じか敵の属性を変更しただけの内容でした。
つまり新宿奈落の各クエストは、1ヶ月に及ぶ開催期間中に1回リージョンログ5個を獲得すれば良かったというわけです。
新宿奈落の歴史
次に、新宿奈落、および東京ドールズの高難易度クエストを振り返ります。
東京ドールズのサービス開始が2017年6月22日。この頃は高難易度イベントとして「EXバトルシミュレーター」、「EXバトルシミュレーター -リベンジ-」が存在していたようです*1。
そして2018年7月6日のアップデートより、いよいよ新宿奈落が登場します。この時点では第1層から第7層までの7層構成でした。また、ピグマリオン活性化は毎月2回発生していました。ただしクエストが入れ替えられるのは月末のみであり、月中旬のピグマリオン活性化ではクエストの内容はそのままだったように記憶しています*2。
2018年10月度からは月中旬のピグマリオン活性化がなくなり、開催期間が約1ヶ月となりました*3。
2020年11月度より第8層が追加されました。また、新宿奈落での登場はありませんでしたが、このアップデートから複数エネミーバトルが実装されました*4。
2021年6月4日から6月30日まで「EXバトルシミュレーター -リベリオン-」(EXリベリオン)が開催されました*5。
新宿奈落でのリージョンログと同じように、EXリベリオンの各クエストではクリア時のスコアポイントに応じて最大5つの「★」を獲得できます。この「★」を1つ獲得するごとに「EXリベリオンチケット」が1枚入手できます。
EXリベリオンは10個のクエストで構成されるため、獲得可能な「★」は最大50個ですが、EXリベリオンチケットは最大で35個しか入手できません。
このため、クエスト01からクエスト07までで「★」を35個獲得すれば、クエスト08以降での「★」の獲得は不要になります。クエスト08以降の脅威度は新宿奈落第8層を超えるもののため、このようになったのではないかと推測しています。
ただし、クエストの初回クリア報酬でメモリアが貰えたため、EXリベリオンチケットが入手できなくともクリアするメリットはありました。
クエスト | 脅威度 |
---|---|
新宿奈落 第5層 クエスト01、02、03 | 50 |
新宿奈落 第5層 クエスト04、05 | 55 |
新宿奈落 第6層 | 65 |
新宿奈落 第7層 | 75 |
新宿奈落 第8層 | 90 |
EXリベリオン クエスト01、02 | 50 |
EXリベリオン クエスト03、04 | 65 |
EXリベリオン クエスト05、06 | 75 |
EXリベリオン クエスト07 | 90 |
EXリベリオン クエスト08、09、10 | 100 |
EXリベリオン開催の影響からか、2021年6月度から8月度の第6層から第8層は全て復刻クエストでした(第5層は新規クエスト)。
2021年8月27日にサービス終了が予告されました。サービス終了発表後の第6層から第8層は復刻クエストだったため、これらの層での新規クエストは2021年5月度が最後だったということになります。また、EXリベリオンが復刻開催されました*6。
パーティ編成
新宿奈落に登場する敵はHPや攻撃力がただ高いだけではなく、様々な状態異常を仕掛けてきます。これに対処するために必要なのが多種多様なスキルです。カードのスキル(テアトルスキル、メインスキル、サブスキル)、武器スキル、クラススキルを組み合わせて立ち向かわなければなりません。
このスキルを使いこなすことが、新宿奈落に挑むうえで最も重要な要素になります。
パーティを組むときは敵の属性や使ってくる状態異常に対処できるカードを選ぶのですが、高難易度になるほど一筋縄ではいきません。第7層や第8層にもなると、力によるゴリ押しはほぼ通じません。そのため、ギミックに合わせたパーティや立ち回りが必須になってきます。こういった作業はさながらパズルのようでした。
例えば2021年4月の第8層 クエスト02に出現する敵は、自身への防御力アップ、ドール達に攻撃力ダウンと呪いを付与してきます。これらに対処できるカードはいくつもありますが、適切なカードを選ぶ必要があります。
上記の動画では、1stに【マジックショー】シオリを使いました。アタッカーとして活躍できるだけで無く、サブスキルで呪いの解除とHP回復ができるうえ、クラススキルでのダメージ吸収が大きく回復も任せられるため、3役を兼ねています。
2ndは敵の防御力アップを封印できる【クラシックメイド】サクラを配置しています。防御力アップに対処できるカードはいくつもありますが、その中でもこのカードを選んだのは、サクラのクラススキルによる蘇生とSP回復量アップが有用なためです。さらに武器種がハンマーのため、バックに置くとSP回復量が多いのも理由です。
サポートには【チアリーダー】ユキを配置しています。このクエストではダメージを与えるたびに攻撃力ダウンを付与されるので、攻撃力ダウン解除のスキルで対処することはできません。そのため攻撃力ダウンを無効化できるこのカードを使っています。
武器については、敵のブレイク値が比較的低いため、1stには【翠晶剣・デメテル】を使用しています。2ndは最大HPアップのスキルを持つ【ましゅまろにゃんマー】を使いました。これによりウェーブ1の先制攻撃をギリギリで耐えています。サポートに配置した武器のスキルは発動しないので、ATKが最も高い物を持たせています。
敵が使う状態異常は厄介ですが、パーティを組むうえでは大きなヒントになります。
厄介なのはカードを絞り込めない場合です。ある特定の状態異常に対処できるカードは、通常複数存在します。そのためパーティについても複数の組み合わせが考えられます。
さらに、ひとつのパーティでの立ち回りはいくつもあるため、闇雲に挑んでいては時間を浪費するだけになってしまいます。そのため、敵の状態異常がハッキリしている場合よりも、そうでない場合の方がクリアは難しかった印象があります。
スキルは単独で使うだけではなく、複数を組み合わせることで効果を発揮するものもあります。
一例として、【クラシックメイド】はメインスキルで敵に防御力アップ封印を付与します。そして【メイドスチュワード】のテアトルスキルは敵が防御力アップ封印時に与えるダメージがアップする効果を持っているため、これらを組み合わせることで大きなダメージを与えることができます。このダメージアップの効果は大きかったため、敵が防御力アップを使わないクエストでも有効でした。
他にも、【黒ミサの時間】ヤマダのサブスキルは「自分かフロントをスキル封印 + 攻撃力を120%アップ」というものです。スキル封印は一見するとマイナスのように見えますが、ヤマダのクラススキル【欲求コンフリクト】には、スキル封印時に発動するスキルを持っているため、バトルをより有利に進めることができます。
古いカードでも使えたのは東京ドールズの大きな魅力でした。例えば【バルーンライブ】シオリはサービス開始から1ヶ月も経たないうちに登場したカードです*7。2018年11月にスキルが上方修正されたこともあり、頻繁に使っていました*8。
このカードはスキルがメイン、サブともにHP回復であること、武器種がハンマーのためバックに配置するとSP回復量が多いのが特徴でした。さらにシオリはクラススキルにHP回復を持つものがいくつもあったため、回復役として活躍しました。パーティを編成するときはとりあえずこのカードを組み込んでいたほどです。
裏からパーティを支えるというのは、シオリのキャラクターによく合っていたように思います。
立ち回り
新宿奈落では、出現する敵の行動パターンにランダム要素はほぼありません。そのため行動パターンをしっかりと理解しておくことが重要です。
また、敵のHPが減ってくると、それまでとは動きを変えて強力な攻撃を仕掛けてくることがよくあります。そのため、あと1、2ターンでクリア出来るところで敗退した事も幾度となくありました。
敵の攻撃に耐えられないときには、サブカードをATK優先からHP優先に変更したり、蘇生を持つクラススキルに切り替えたり、味方の防御力アップと敵の攻撃力ダウンを併用して受けるダメージを低減したりします。
ただしクリアに要したターン数もスコアポイントに影響するので、単純に守りを固めるだけではリージョンログ5個を獲得することはできません。リージョンログ5個を取れるターン数はクエストによって異なっているので、あるクエストでは守りを固める編成であったり、別のクエストでは攻撃を受ける前に倒し切る超攻撃的な編成を求められたりします。
基本的にはできるだけ短いターンでクリアしなければならないのですが、場合によってはターン数をかける必要もありました。
2020年7月の第7層 クエスト03では、ウェーブ2の突破に2ターンかけています。ミサキのメインスキルを使うと1ターンで突破できるのですが、そうするとウェーブ3の開始時にシオリのメインスキルが使えず、攻撃力ダウンを解除できなくなるためです。
特に難しいクエストでは、スキルやスイッチを使うタイミングを少しずつ変えながら何度も挑むのですが、立ち回りをすべて記憶しておかなければならないので、集中力が続くのは1時間程度が限界でした。
初見ではクリアは絶対無理と思えるようなクエストであっても、挑戦を繰り返すうちに道が開けてきたりもしました。
そんな試行錯誤を1週間続けて結局クリアできないなんてこともあったのですが、そういう難しさがあるからこそクリアできたときの喜びは何ものにも代え難いものでした。
針の穴を通すような繊細さを要求されることもありますが、この感覚は一度味わうとクセになります。
新宿奈落の面白いところはEXRやURだけではクリア出来ないところでした(最大まで限界突破すればまた違うのかもしれませんが)。そのためSSRを活用するのが重要になります。パーティを組むときはまずSSRのみを使い、クリア出来ない場合にURを組み込むという感じでした。
そのうえスタミナ要素が無くハイスコアを1回取ればよかったので、自分のペースでプレイできたのが好きでした。ランキングは存在しましたがレポートに順位が掲載されるだけだったので、私は順位を気にせず楽しむことができました。
「キーカード」
ゲーム内で明記されているわけではありませんが、それぞれのクエストには攻略のカギとなるようなカードが存在していたように思います(「キーカード」と呼称します)。
「パーティ編成」の項で例示した2021年4月の第8層 クエスト02であれば【チアリーダー】がキーカードになります。ただし上記の例でも示したように、【チアリーダー】以外のカードも重要なので、キーカードを使えば簡単にクリアできるというわけではありません。
このキーカードですが、新宿奈落の攻略に役立つものとして毎月復刻されていました。そのためこのガチャをヒントにキーカードを推測するという方法もありました*9。
一方でキーカードを使わずにクリアすることも可能でした。2021年1月の第7層 クエスト01では、敵のHPが0になった時にアシッドと呪いを返してくるため、【晴れ着[2018]】がキーカードと思われます。この月の「URセレクト:ステップアップガチャ」に【晴れ着[2018]】が含まれているのも理由です*10。
しかし、ここでは【目覚めるミイラ】サクラでも代用できます。そのうえこのカードはテアトルスキル発動時にSPを回復する効果もあるので、【晴れ着[2018]】では出来ない立ち回りも可能になります。
このように、アイデア次第でいくつもの攻略方法があるのが新宿奈落の面白さでした。
お気に入りのカード
基本的にはクエストに合わせて適切なカードを使うのですが、汎用的に使えるカードもありました。
そのなかでも【カミナリ娘】ミサキと【ビジネススタイル】シオリはお気に入りでした。この組み合わせはゲーム内のクリアパーティを真似たのが最初だと思うのですが、非常に強力なため頻繁に使っていました。
どちらもメインスキルが強力な代わりに反動ダメージを受けるものだったのですが、ミサキのサブスキルの吸収攻撃がこれを補って余りあるものでした。80%の属性優勢と防御力ダウンを付与できるのは、SSRではこのシリーズだけだったはず。そのうえ必要SPが少ないのも良かったんですよね。
この組み合わせをさらに引き立てたのが、E2バーストによる【ビジネススタイル】のテアトルスキルの活用でした。
このカードのテアトルスキルは、24ヒット目でトドメを刺した時に味方のHPを80%回復するものです。通常であれば24ヒットぴったりでトドメを刺すのは至難の技なのですが、E2バーストではヒット数の調整が簡単なため使っていました。
ヒット数が途切れてしまうために使えるのは最終ターンにほぼ限られますが、HP評価でSを取るために有用でした。
2020年4月度の第7層クエスト05でHP評価Sを取れずに悩んでいたところ、偶然テアトルスキルへの言及を見かけてこの方法を思い付きました。
ところで、【ビジネススタイル】の初登場が2019年8月*11、一方E2バーストの実装はそれよりあとの2020年3月です*12。【ビジネススタイル】のテアトルスキル「24hワーキング!」というのはリゲインのCM「24時間戦えますか?」のパロディなのではないかと思っているのですが(使用するとHPが回復するのも栄養ドリンクを意識している?)、果たしてこのテアトルスキルは実用的に使われることを想定していたのでしょうか。
他にも【ビジネススタイル】ヤマダもよく使っていました。ヤマダはクラススキルが優秀だったので活躍の機会が多かったのですが、このカードでさらに出番が増えました。さらに【マジックショー】ヒヨとの相性も良いものでした。
一方で苦手なカードもありました。【QueenDoll】がそうなのですが、このカードのメインスキルは属性関係の有利不利を逆転させるようなものです。
通常であればアタッカーは敵に対して有利属性のカードを選ぶことになります。ですがこのカードをパーティに組み込むと不利属性であっても有利属性と同じようにふるまえるため、使うべきカードが絞り込めなくなってしまうんです。そのため敵の属性がバラバラの時以外はなるべく使わないようにしていました。
「縛りプレイ」
新宿奈落の攻略で特に好きだったのが、SSRによる「縛りプレイ」です。これはEXRやURといった高レアリティカードを使わずに、比較的入手が容易なSSRのみで新宿奈落を攻略するものです。
さらに、SSRの内でも使うカードには以下の制限をかけていました。
東京ドールズでは、SSRカードの入手方法としてガチャとイベント報酬の2種類があります(前者をガチャ産、後者をイベント産と呼称します)。どちらの場合でもコラボ、タイアップ、期間限定といった一部のカードを除いて、登場からある程度時間がたてばショップでの交換が可能になります。
それだけでなく、ガチャ産であれば限界突破なしの状態でのクリアを目指していました。
こういった、ショップで交換可能、かつガチャ産であれば限界突破なしのSSRのみを使った攻略が縛りプレイです。
この縛りプレイで使うために、ガチャ産のSSRは限界突破なしとありの2種類を所持していました。
前項で出てきた【カミナリ娘】と【ビジネススタイル】はイベント産ですが、ショップに追加されたのはサービス終了発表後でした。そのためあまり使いたくなかったのですが、便利だったため多用していました。
そうはいってもどうしてもURが必要な時もあります。そのような場合であってもURを使うのはサポートに限定、さらにどのキャラでも大丈夫なよう意識していました。東京ドールズでは、パーティ編成のうちサポートについては他のプレイヤーのカードをレンタル出来るためです。
この縛りプレイですが、2020年10月度まではほとんどのクエストでクリア出来ていました。そのためもともとSSRのみでクリア出来る様に設計されているものと思っていました。あらかじめ用意された正解を見つけ出す作業だと捉えていたのです。
新宿奈落攻略に役立つSSRがセレクトされたガチャが毎月開催されていたのも理由でした*13。
ところが「東京ドールズRADIO!―国土調査院放送局― 第23回配信分」の放送で、SSRでのクリアはもともとは想定していなかったと発言があり驚きました(16:25から)。ただしあくまでも「もともとは」なので、そのあとは違っているのかもしれません。
2020年11月度以降はこのガチャの対象がURに変更されましたが、それでも第7層や第8層であっても半数程度はSSRのみでクリアできていたように思います*14。
EXRやURと違い、ショップで交換できるSSRは入手が比較的容易でした。ゲームに対する知識のみで勝負出来たのが、縛りプレイの魅力だったのかなと思っています。
ランキングで上位を目指すよりも、第5層や第6層で縛りプレイを模索している方が楽しめました。
具体的な攻略
ここでは、実際にクエストをクリアするまでの過程を2021年4月度の第8層 クエスト01を用いて書いていきます。
このクエストでは戦闘開始時にドール達に回復封印をかけられるうえ、敵は常に攻撃力アップ状態になります、そのため、この月の「URセレクト:ステップアップガチャ」でもピックアップされている【熱砂の舞姫】が有効だと思われました。*15。
これらのため、サポートに【熱砂の舞姫】シオリを使いました。1stと2ndは「お気に入りのカード」で書いた【ビジネススタイル】ヤマダと【マジックショー】ヒヨを配置しています。
武器については、1st、2ndともにブレイクゲージが一定以上蓄積した時に与えるダメージがアップする武器を装備しています。
基本的には、1stはアタッカー、2ndはHP回復や状態異常解除を担当します。そのため2ndは最大HPアップのスキルを持つ武器を装備することが多いのですが、このパーティのように双方ともアタッカーを担当することもありました。
実際に【熱砂の舞姫】を使ってクリアしたのが下記の動画になります。このパーティでもリージョンログ5個は獲得できていますが、クリアターンボーナスで最高値を取れていないためスコアポイントは5350 ptに留まっています。
ところで、このクエストに出てくる敵の攻撃力アップは20%から30%とわずかなものです。それならば敵の攻撃力アップは無視し、ドール達の回復封印さえ対処できれば良いのではないかと考えました。
そこで【熱砂の舞姫】に替わり、回復封印無効化のスキルを持つ【プリンセスライブ】をパーティに組み込みました。このパーティで挑んだのが下記の動画です。
ここからは立ち回りの説明です。【プリンセスライブ】を使ったパーティでの説明ですが、大部分は【熱砂の舞姫】のパーティと同一です。
まずウェーブ1の先制攻撃で大ダメージを受けるので、これに耐えられるギリギリのHPにしています。1ターン目の敵の攻撃は現在のHPに対する割合ダメージなのでHPが0になることはないのですが、2ターン目の攻撃を受けると負けてしまいます。蘇生は次のウェーブで必要になるためここで使うわけにはいきません。そのため2ターン目にヒヨで攻撃することでブレイク状態に持ち込み、次のターンで倒しました。
ウェーブ2では開始時に呪いをかけられますが、与えるダメージを抑えることにより呪いで受けるダメージを低減しています。そして次のターンでは攻撃を蘇生で凌いでいます。このターンでブレイクすることも可能なのですが、そうするとダメージが足りないためにブレイク中に倒し切ることができなくなります。ウェーブ1で蘇生を使えなかったのはこのためです。
ウェーブ3は最初は突破するのに3ターンほどかかっていたのですが、ウェーブ2の立ち回りを調整することにより1ターンに縮めました。
つづいてウェーブ4ですが、敵の行動はウェーブ2と同一です。しかし蘇生は既に使っているため、同じ立ち回りではクリアできません。そのためウェーブ2より1ターン早くブレイクしています。ウェーブ2ではダメージが足りなかったところですが、このウェーブではバーストゲージが満タンになっているので、ブレイク明けにE2バーストを使って倒し切ることができます。
ウェーブ5では開始時に防御力アップダウン反転をフィールドに付与されますが、ウェーブ4で防御力ダウンをもらっているので受けるダメージを最小にまで減らしています。また、敵は与えたダメージうち一定割合を吸収しますが、受けるダメージが最小なため問題ありません。このウェーブはあまり悩むことなくクリアできたように記憶しています。
新宿奈落では敵の状態異常に合わせたスキルが重要だと書きましたが、このクエストでの攻撃力アップ、呪い、吸収攻撃のように、スキル以外の方法で対処する場合もあります。
通常だと攻撃にはガンを使うのがセオリーなのですが、与えるブレイクダメージの高いハンマーを使うことも時にはありました。特にヒヨはクラススキル【あふれる鼓動】に「自分で敵をブレイクした時、自分のSPが100回復する」があるので、ハンマーで攻撃することも比較的多くありました。
ガンとハンマーでは与えるブレイクダメージが異なるため、ブレイクゲージが理想的な値になるまで何度もやり直しました。そうやって緻密な調整をしたあとにスキルも使って一気にダメージを与える。このような緊張と緩和は新宿奈落における醍醐味でした。
このクエストでは18ターン以内にクリアすることでクリアターンボーナスの最高値を獲得できたので、徹底的に立ち回りを見直して18ターンクリアにたどり着いたのを覚えています。
なお、YouTubeに投稿した動画では【プリンセスライブ】レイナの限界突破が3になっています。これは限界突破なしのカードを所持していなかったためで、このあとに運良くガチャから入手できたカードを使って、限界突破なしでもクリアできることを確認しました。
無凸の【プリンセスライブ】レイナが手に入ったので新宿奈落8-1に再挑戦。 https://t.co/wjQ4aECG0g pic.twitter.com/MDDDrUvla0
— いでよ!具象の翼 (@ConWings) 2021年4月18日
あとがき
ずいぶんと長い文章になってしまいました。本来書きたかったのはパーティ編成と立ち回りについてなのですが、そこに出てくる用語はきちんと定義まで説明しておきたいんですよね。そのため「新宿奈落とは」と「新宿奈落の歴史」の項目も分量が多くなりました。
改めて自分の新宿奈落攻略履歴を見返してみると以下のようになります。
2018年7月は記録なし。
2018年8月は第5層でログ24個止まり。
2018年9月に第5層制圧(第6層はログ3個)。
2018年12月に第6層制圧(第7層はログ7個)。
2019年10月に第7層制圧。
2020年11月の第8層初登場時はログ20個。
2021年3月に第8層制圧。
ブログを始めた最も大きな動機はこの記事を書くためでした。
冒頭にも書きましたが、この記事の目的は新宿奈落攻略の記録です。東京ドールズというゲームがこの世から消えてしまうという事実は、私には受け入れがたいものでした。
実際、サービス終了から時間が経っているため、記憶が薄れてきているのを感じます。だからこそ、いま書いておかなければならないと考えました。
こうしてブログに書くことで、少しは気持ちの整理もできたかなと思います。
*1:アプリ配信のお知らせ(2017年6月)、EXバトルシミュレーターイベント復刻開催!(2017年6月)、【予告】EXバトルシミュレーター -リベンジ-10月編(2017年9月)
*3:新宿奈落ピグマリオン活性化発生ならびに一部調整について(2018年9月)
*4:Ver.4.2.0アップデート詳細のお知らせ(2020年10月)
*5:【予告】EXバトルシミュレーター -リベリオン-(2021年5月)
*6:【重要】運営サービス終了のお知らせ(2021年8月)、【再起動中】EXバトルシミュレーター -リベリオン-(2021年8月)
*7:【予告】プレミアムガチャ更新のお知らせ(2017年7月)
*8:(11月27日19:00更新)【予告】11月30日メンテナンス作業のお知らせ(2018年11月)
*9:【開催中】URセレクト:ステップアップ登場!【2021/4月度】
*10:【開催中】URセレクト:ステップアップ登場!【2021/1月度】
*11:【予告】イベント「スーツ de WORKING!」(2019年8月)
*12:(3/18 18:00更新)3月末に予定しているアップデートについて(2020年3月)
*13:【開催中】SSRセレクトガチャ【2018年8月】登場!